超ベストセラー「エッセンシャル思考」に続く、第二弾の「エフォートレス思考」。ベースにある思考は一緒であるが、「エッセンシャル思考」だけでは足りない思考法が「エフォートレス思考」である。
エフォートレス思考とは?
エッセンシャル思考では、パレートの法則に従って何をやるかを選ぶ。エフォートレス思考では、エッセンシャル思考で選んだやるべき重要なことをどのように効率的にやることを極める思考法である。
なるべく頑張らずに成果を出す方法を教えてくれる本である。
エフォートレスな精神を身につける。
最適な環境であれば、脳は最高のパフォーマンスを発揮することができる。意識的に休憩を取るようにする。細切れな15分くらいの休憩を頻繁に取ることも意味がある。
重要なことと楽しいことを両立させる方法を考える。嫌なことを我慢するより、楽しくできるやり方を探したほうがいい。将来の満足のために我慢するのではなく、一瞬一瞬を楽しい瞬間でいられるように工夫する。
不満ではなく、感謝に注意をむける。人間には、知覚的負荷という、恐怖や怒りといった否定的な感情を優先する性質がある。脳の働きを良くするために、不満に感じたことをポジティブに言い換えるようにする。「拡張ー形成理論」によると、ポジティブな感情は良い影響をどんどん広げる影響があるとされています。一つ不満を言ったら、一つ感謝すべき点を見つけることを習慣とする。
足りないものに目を向けると、今あるものが見えなくなる。今あるものに目を向けると、足りないものが手に入る。
上限を決める
下限目標を設定する人はたくさんいるが、上限目標を設定するのは下限目標を決めるよりも大切なことである。大きな成果を達成するために、安定したペースを作ることに繋がる。全力疾走はリスクであると本の中でも書かれている。収穫低減の法則。あるポイントを超えると努力の量が成果に結びつかなくなる。人生はマラソンである。
続けられなくなることが最大のリスクである。
有名な小説家や南極探検隊の例を挙げて、わかりやすく説明をしてくれている。
原理原則の仕組み。一度しか使えない知識ではなく、何度でも応用できる知識を学ぶ。ミスをなくす仕組みを作る。=思い出すという作業をなくす。
エフォートレスな行動を知る。
仕事のゴールを細かく決める必要がある。ゴールを細かく決めておく。目標が決まったら、最初の一歩を決める。「最も小さい一歩を設定する。」次に最小限必要なステップを考える。価値を生み出すステップのみに注目すべきである。
③ エフォートレスの仕組み化をする。
重要な仕事にも簡単に取り組む
- 意識的に頑張りすぎない。
- 自分で問題を複雑にしない
- 他人から見たら、ゴミのように見える不完全な仕事から始める
- 自動化、仕組み化を心がける
具体的なエフォートレス思考
時間と場所を固定する
時間と場所を固定することで無駄なことに悩むことがなくなる。人間には記憶脳と作業脳がある。記憶脳はDVDに換算すると300万時間分くらいを記憶することができるが、作業脳の方はデリケートである。作業脳を邪魔しない環境づくりが大切である。
仕事だけでなく、プライベートに関しても、重要なことに関しては仕組みかしていまう。
疑うコストを払わない
人を疑うほど、無駄な努力・コストはない。人を疑ったり、試してみたりすることは、本当に無駄なことだ。
読書から最大限の成果を得る
リンディ効果を利用する。その本から得られたことを1ページにまとめる。みんながやっていることではなく、自分だけができる分野を考える。
もっと成果を出したいのに、エネルギーが足りない。。。このままじゃ燃え尽きてしまいそうなんだ。