英語独学法|英語日記を通じて

「英語の話せる」の定義とは?

英語を話せるようになりたい。と思ってからもう何年が経ったのだろう。幼稚園の時から公文式で英語に触れてきたから、ある程度の英語は読めるし、聞ける。

でも、話せない。。。話せるようになりたい。

「英語学習を話せるようになるためには、継続が必要である。」そんなこと耳にタコができるくらい言われているし、わかってる。そんな中、一本の動画と出会った。

彼の名は、新井リオさん。5年前に英語で日記を書くことを始め、継続し、夢を叶えた。新井さんのプレゼンの中で出てきた英語を話せるの定義は以下の通りである。

すぐに言えるオリジナルフレーズの引き出しが多いかどうか。
英語を話せるとは、今 言いたい英語のフレーズが瞬時に出てくる人。

完全に共感した。

そうだ、自分は、海外の人と話せるようになりたいんだった。価値観の違う人と意見を交わしたい。自分の視野を広げたい。仕事で英語を使いたい。世界中で活躍できる人になりたい。

自分が書いた、英語を話したい理由は、ぜーんぶ新井さんの定義に当てはまる。英会話の決まったフレーズとか、単語帳に載っている例文とかは、あくまで他人ので出来事であって、自分の身の回りの出来事じゃない。自分が話すことは、自分の身の回りに起こること = 日記 だったんだ。いつか自分が言うであろう英語のフレーズを先に勉強しておく。

だから、これから英語日記を書く。日々の振り返りとは別に「英語日記」を書いて、自分の身の回りに起きることを英語に変換して、日常をアップデートしていこうと思う。

お金をかけずに英語学習

新井リオさんの著書「英語日記BOY」を何周も読んで、中田敦彦のYoutube大学で紹介されていた手順と自分なりに解釈を加えた最善案は以下の通りである。

① まずは日本語で書く

まずは、日常の呟きのように日本語で日記を書く。

いきなり英語で書き始めようとしたときに起こる問題は、今の自分の英語力、ライティング力で文章を書こうとすること。本当に書きたい文章や思ったことではなく、自分の英語力で書ける文章に変換してしまうという問題がある。これでは、いざ英語を話そうと思った時に、タイムラグが生じてしまう。

英語日記を書く理由は、「将来、自分が使いそうなフレーズを先回りして習得するため」である。だから、自分が言いたいことを素直に書く。日本語で。話し言葉で。

そして完成した英語日記を一度なにも調べずに英語で話す努力をする。言いたかったのに言えなかったフレーズは、もう一度チャンスが訪れる。その時までに必ず習得する。

② 一番使いたい1つのフレーズに絞る

本当に言いたいフレーズを1つに絞る。もしくは、10秒程度で言える長さに要約する。本当であれば日記全部を言えるようになりたいけど、毎日のハードルを上げることは、継続しやすさと反比例の関係にある。また、瞬時に言いたいフレーズは1つである。

「自然な日本語表現」の中で「特に言いたい一文」を確実に覚えることで、英語を自分のものにしていく。

これは英単語帳に載っている英単語のように、いつ使うかわからない単語ではない。今日の自分が言いたかったこと、また将来の自分が言う可能性が非常に高いフレーズである。だからこそ、一個一個確実に習得していく。

③ 英語に変換する

まずは①で、日本語で日記を書いた。これは、自分だけのフレーズを作成するために必要なステップである。次に英訳アプリを使って、英語に変換する。

すぐに英語に変換するのではなく、まずは自力で英訳をトライする。簡単な文章だったら英訳ができるかもしれないけど、口語表現だと英訳するのが難しい。これが英語日記のいいところ。「言えなくて悔しい。」を先取りすることで、自分だけのフレーズにストーリーが生まれて定着しやすくなる。

自分がおすすめする英訳アプリはDeepLだ。英語の論文を読む時にもかなりお世話になったが、スマホのアプリのUIが使いやすい。

④ オンライン英会話で実践練習をする

オンライン英会話で実践的な英語を学ぶ。ここで重要なのが、英語日記で書き留めた言葉を実際に使うこと。英語日記は、基本的に英訳機能だったり、辞書の例文のキーワードを入れ替えて作成するため、本当に正しい英語になっていない可能性が高い。だから、オンライン英会話のフリートークを使って、最近あったことを話す練習をするとともに、フレーズの添削をしてもらう。

Before we start the lesson, I have something to ask you. I keep a diary in English. Could you check and correct my entry for today?

目標は、「日頃身の回りに起こること」「考えていること」を一切詰まることなくいってみること

How should I say this in the proper way? Could you type the sentence in the chat box for me?

⑤ 1日100回言う

自分自身がパッと出てくる英語を考えてみると、英語の授業で使った定型文や簡単な挨拶のフレーズが頭の中に浮かぶ。これは、口に出した回数が多いからである。

英語日記で抽出した1文10秒程度の文章であれば100回言うのに、20分程度しかかからない。徹底的に行うことで、「自分の口がそのフレーズを言い慣れている状態」を作る。

その日の英語日記に入る前に、「1日前」「2日前」「1週間前」の英語日記を数回ずつ言うようにする。

環境の整備

お金をかけずとも、日本にいながら英語を学ぶには、「英語タイム制度」を導入することが必要である。

① オンライン英会話

実践結果

② 英語ひとりごと

Siriを用いて発音矯正をする。

ボイスメモで自分の声を録音する。その録音した音源をgoogle翻訳などに聞かせる。どの部分の単語が弱いかを理解したら、youtubeなどの動画のコンテンツで発音について勉強する。発音とリスニングには密接な関係があるので、発音を鍛えることで、英語が聞き取れるようになる。

③ LINEデジタル単語帳の作成

日常生活の中で、「英語でどうやっていうんだろう?」という体験に出くわしたら、すぐにメモをする。「ドラマのあるフレーズ」ほど記憶に残りやすいので、状況等もメモすると良い。

時間があるときに、メモした単語を見返して、ネイティブスピーカーの監修が入っているような信頼のできるサイトで、ネイティブ視点の意見を参考にする。

サイトの例文をそのまま覚えるのではなく、オリジナルの英文を作る。

なんとなく単語を100個知っている状態ではなく、絶対に使いこなせる1単語を習得する。この経験を積み重ねることを重要視する。